『ローマは一日にしてならず』
憧れるクラブにはいくつか理由がある。その理由の一つに歴史があること。
長い歴史の中で培ってきた経験には、説得力があり、何か独特の味というか
素敵な雰囲気があってとても落ち着く。
だからなのか、アンティークや古着のお店を見つけるとフラッと寄ってしまう。
知り合いには中古品という夢のない人もいるが、時間を刻まなければ決して
語ることができない世界に僕はとても魅力を感じる。
オランダ・アムステルダムのスキポール空港から20分ほど電車で行き、
Bijlmer ArenA駅(これなんて読むの?)を降りると、目の前に船艦の形をした
巨大なスタジアムが現れた。

そのスタジアムを横目に、さらに15分ほど歩くとアヤックスのクラブ
ハウスがある。フィールドでは、アヤックスの選手が試合に向けて
トレーニングしていた。
選手、コーチ、クラブハウス、フィールド、そしてアヤックスの歴史を知る
ファンによって作り出される雰囲気は、なかなか日本では感じられない。
クラブハウスのレストランに行くと、何気なくベルカンプが歩いていたり、
デブールがいたりと、いちいちワクワクさせられた。
こんな環境の中でプレーできる選手が本当に羨ましい。
アヤックスのクラブハウスを後にして、その足でアムステルダムへ向かった。
駅を出ると街の醸し出す音、色、匂いなど混じり合った雰囲気がとても
心地よく、ここでも身体で感じるものの多くに、「ときが経つ」ことでしか
味わえない経験ができた。
『アムステルダムは一日にしてならず』だな。