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2011年02月25日

『ローマは一日にしてならず』

憧れるクラブにはいくつか理由がある。その理由の一つに歴史があること。
長い歴史の中で培ってきた経験には、説得力があり、何か独特の味というか
素敵な雰囲気があってとても落ち着く。
だからなのか、アンティークや古着のお店を見つけるとフラッと寄ってしまう。
知り合いには中古品という夢のない人もいるが、時間を刻まなければ決して
語ることができない世界に僕はとても魅力を感じる。

オランダ・アムステルダムのスキポール空港から20分ほど電車で行き、
Bijlmer ArenA駅(これなんて読むの?)を降りると、目の前に船艦の形をした
巨大なスタジアムが現れた。

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そのスタジアムを横目に、さらに15分ほど歩くとアヤックスのクラブ
ハウスがある。フィールドでは、アヤックスの選手が試合に向けて
トレーニングしていた。 

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選手、コーチ、クラブハウス、フィールド、そしてアヤックスの歴史を知る
ファンによって作り出される雰囲気は、なかなか日本では感じられない。

クラブハウスのレストランに行くと、何気なくベルカンプが歩いていたり、
デブールがいたりと、いちいちワクワクさせられた。
こんな環境の中でプレーできる選手が本当に羨ましい。

アヤックスのクラブハウスを後にして、その足でアムステルダムへ向かった。
駅を出ると街の醸し出す音、色、匂いなど混じり合った雰囲気がとても
心地よく、ここでも身体で感じるものの多くに、「ときが経つ」ことでしか
味わえない経験ができた。

『アムステルダムは一日にしてならず』だな。

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プロフィール

平野孝
平野孝
(ひらの たかし)
1974年7月15日、静岡県静岡市生まれ。清水商高卒業後、1993年に名古屋グランパスエイトに入団し、ルーキーイヤーから活躍。ベンゲル監督の下で名古屋の黄金期をストイコビッチや小倉隆史、望月重良、大岩剛らと共に築いた。97年に日本代表に初選出され、フランスW杯出場。2000年7月、京都に移籍。以後5つのJ1クラブを経て、08年にUSL(United Soccer Leagues)のバンクーバー・ホワイトキャップスに移籍し、今季2年目。Jリーグ通算352試合出場。

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